得をするノートを取れる人ってどんな人❓😏

前回、損をしてしまうノートの取り方について書きました。

今回は得をするノートを取っている人はどんな人だろう?というお話です。

(今回の記事も、法政大学キャリアデザイン学部准教授でいらっしゃる筒井美紀先生の論考を参考にしています。詳しくは→こちら)

 

授業の内容を理解できる人の特徴は?

筒井先生の論考では、大学の学生達にアンケートを取って、学習状況を調査されていました。

その中で、

  1. 講義をよく理解して、さらに自分で要点をまとめたり内容を整理できる学生は、授業時間内で、余裕のある時、講義の疑問点や重要点をまとめる時間が長い?
  2. 講義をよく理解して、さらに自分で要点をまとめたり内容を整理できる学生は、自分で勉強する自習時間が長い?
  3. 講義をよく理解して、さらに自分で要点をまとめたり内容を整理できる学生は、本を読む時間が長い?

 

この3つについての調査と考察があり、大変興味深い内容でした♪

 

結論から話します。

  1. 授業時間内で、余裕のある時、講義の疑問点や重要点をまとめる時間の長さは、講義をよく理解できている学生と、そうでない学生との間でそんなに差はない
  2. 自分で勉強する自習時間の長さは、講義をよく理解できている学生と、そうでない学生との間でそんなに差はない
  3. 普段から本をよく読む学生は、講義をよく理解できる傾向がある

 

つまり、「普段から本をたくさん読んでいる学生は、講義に限らず人の話をよく理解し、その要点をとらえるスキルが高い」ということです。

受験生の皆さんわかりましたか?

本をよく読む人

授業の内容がよく理解でき、講師が伝えたい核心を掴める

必要な部分とそうでない部分の緩急をつけてノートが取れる

後でノートを見返した時に要点がすぐ見つかる

効率よく勉強できる……

 

人生を成功させるノート作成術の極意は、実は「本をよく読む」ことにあるのです。

 

得するノートの取り方は?

ここまで「ノートの書き方全然出てこないやん………」

と思いましたね?笑

それでは、ここから具体的なノート作成術(とりあえず大学受験にかぎり)の提案です。

Ⅰ. 後で読み返してちゃんと読めるレベルの文字(大きさ・形含む)で書く

自分でも読めない文字で書いたノートはもはやノートではありません。

保育園の落書き帳です。

少なくとも読める文字を使いましょう。それだと時間がかかって間に合わないという人は、授業を録音することをオススメします。

 

Ⅱ. 講義の内容が理解できたところはしっかり記録する。板書に無いけれども、自分で理解できたところは補って書いておく。よくわからなかったところは殴り書きか、キーワードだけで良い。

話を聞いて分かったところをしっかり書きましょう。

わからなかったところは、後で先生に質問しましょう。

質問して、理解できたらその時しっかりノートを取れば良いです。

わからないのにただ書き写すのが1番時間の無駄です。

板書を補ってメモを取れると特に良いです。これは明らかですよね?内容を理解していなかったらメモを取ることもできないわけですからね。

【”質問する”ことの価値をあまりにも皆さん分かっていないと思います。質問は最高にコスパの良い学習法ですよ】

 

Ⅲ. 大事だなと思うところ3〜5ヶ所に印(マーカーをつけたり、⭕️で囲ったり)をつけましょう。3〜5ヶ所で良いです。

むしろ厳選してください。

ひとつの講義で大事なことが10個もあるなんてことは稀です。

それはちょっとカリキュラム構成に無理があります。

自分の感覚で良いので、ここだ!と思う3箇所を選び抜いてください。

 

Ⅳ. 問題を解きながら、自分がチェックした内容が本当に重要だったのか確認する。

受験のための勉強は、必ず問があって答えがあります。

たくさん問題がある→いろんな形で出題される内容である→入試での配点率が高い内容と言える→”重要である”

と考えて良いでしょう。(テストという目的地があるので、要点を判断しやすいです)

自分がチェックしたポイントが、たくさん問題になっているのか?それとも違う内容が大事なのか?問題集で判別できます。

問題を解けばいいのです。そこでたくさん目にする公式や単語が重要なんですよ。

その辺りが頭に入っていれば高得点を取れるわけですから。

ノートや教科書ばかり睨んでいてもあまり意味はありません。

筋トレばかりしていても試合には勝てないでしょう?相手を知ることが重要です。

 

Ⅴ. いろんなジャンルの本を読む。

受験勉強は、あくまで人生の、ある一瞬の出来事です。

でも、誰かの話を聞いて、その要点を的確に理解・把握する能力は一生ものです。

社会に出て、お客様と対話する場面を想像してみてください。

相手の話していることがよくわからない。言いたいことの要点が掴めない・・・これでは成功するどころか、先行き不安になってしまいますね。

これまで読書の経験のなかった方は、ぜひこの機会に本を手に取る習慣を身につけてみてはいかがでしょうか?

”成績の上がるノート作成術”とは、”本を読むこと”と見つけたり

 

どうでしょう?実践できそうですか?

少し意識するだけで違ってくるので、ぜひお試しあれ!!

 

将来成功するビッグアイテム、ご理解いただけましたかね?ノートの取り方ひとつでいろんなことが見えてくるものです。

みなさん、得をするノート、取れそうですか?

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