勉強の時間が100倍効率良くなって、やる気もアップする超時間管理術!!

高校生・高卒生・保護者の皆さんこんにちは

オンライン理数塾 吉村画竜点睛会の講師、吉村です。

今回は、いよいよ時間管理術の具体的な解決策についてお話します。まずは「時間」を上手に管理するためのポイントについて見てみましょう。

「時間」を上手に掴むポイント

1. スケジュールをちゃんと作る

スケジュールとは、タイムテーブルを作るということではなく、自分の目標に向けて戦略的に勉強を積み上げていくことです。

そのために、今から取り組むことの重要度(自分の学力アップにどれだけ影響があるか?)緊急度(今急いでやるべきか後で行なっても良いのか?)を区別することが大切です。

それらを順序立てて取り組んでいく。やってみると遠回りの気もしてしまいますが、急がば回れで結局最後にはスケジュールを効果的に作った人が強いのです。

重要度緊急度がわかっていれば、突然別のすべきことが出てきたとしても、優先順位が大きく崩れることはないでしょう。それと比べて重要度と緊急度をまた判断すれば良いのです。

 

2. 大事なことと、やりたいことを区別する

ここで大切なことは、やりたいことをやることが悪いのではありません。やりたいことをやることで”大事なことができなくなる”ことが問題だということです。

むしろモチベーションが維持できるのであればやりたいことをやるべきです。

「やりたくないけれど、これを進めないといけないから、好きなことを我慢して頑張る」と思ってモチベーションが上がるなら良いんですが、そうでないなら別の方法を考えましょう。ストレスを溜めすぎない形が優先です

その辺りを割り切って区別することが効率を上げます。

時間やタイミングを区切って自分の好きなことをする時間を適度に挟んでスケジュールを組むのが良いと思います。

特に、時間で区切るのが良いです。好きなこと、やりたいことはキリのいいところで止めることが難しいので、客観的に区切れるきっかけがあった方が良いですね。

アラームなどを有効的に使ってみましょう。

 

3. 取り組んでいる内容が途中でも、時間で区切って分けられる

今解いている問題を中途半端に止めて別のことをやるのは、誰だってモヤモヤするものです。ですが、長時間考えても先に進まない問題を、さらに時間をかけて好転するとは思えません。

じっくり考えて論理を導くことは、とても良いのですが、だからといって1問に1時間も2時間もかけていては本末転倒です。受験まで10年くらいあるならそれでも良いんですけど・・・さすがに1年で次のステージに進みたいですよね💦

じっくり考えるのは良いことです。ですが、時間を区切りましょう。

目安は、「思考回路が止まったら解説を見てみる」ことですね。

私は生徒に「ペンが止まって5分経ったら解説を見よう」といつも伝えているのですが、これだとちょっと違います。

頭の動くスピードは人それぞれです。回転の速い人もいれば、じっくり進む人もいる。その人のペースがあります。それに合わせることが大事だと思います。

“5分”は目安です。ペンが止まって、もうこれ以上何も進まないなと着地するまでの時間を一度測ってみてください。

それがあなたの”時間”です。

そしたら次の手に移りましょう。

そして、ここでもう一つのポイントがあります。

「解説」は、自分の手が止まったところの次の1行までを見ます。

「解答を確認」するのではなく、「解法を確認」するのです。

そしてまた頭を動かして考える。止まったらまた次の1行・・・というふうに進めましょう。

私が大事にしたいのは、頭を動かすことです。

解説を読んでも、ただ読み流しては意味がありません。「へ〜なるほどそうなのか。これは思いつかなかったな〜」や「まあ、次の時できるようになれば良いか」で終わってしまうと、結局ずっと解けないままなんてことにもなりかねません。

「自分1人で」できるようにならないと戦力にならないわけです。

そのためには、書かれていることを自分の頭で作り出せるようにしていくことが大事です。

そのために、解説は一度に全部見ないで、少しずつ、自分で考えられる部分はできる限り自分で考えて進めてみることを意識してみましょう。

 

4. スケジュールにメリハリと余裕がある

人間の集中力は15分続けば良い方らしいので、長時間ぶっ続けで勉強するよりは小まめにインターバルを開けた方が良いです。

もちろんずっと集中力が続く場合はそのまま続けましょう。一度切れたら、一旦は気持ちを切り替えるのが良いと思います。

15分ごとにチョコレートをひとつ食べるとか、15分ごとに窓を開け閉めするとか、そういうイメージが必要です。

「これをやらなきゃ間に合わない!!」や「ここまではなんとしてもやる!!」とか思っているとメリハリをつける余裕がなくなってしまいます。

気持ちと時間の余裕を意識しましょう。

 

5. 予定の組み方に余裕がある

予定をギチギチに詰めてしまうと、体力面でも精神面でも追い詰められていきます。

時間を上手に使う人はどんな人でしょうか?

基本的にその学習をするのに必要な時間+αで予定を組んでいます。

つまり、内容を詰め込むのではなくて、前後の余裕分も含めてスケジュールを組むのです。

例えばカフェで友人と会う約束をするとしましょう。カフェで過ごす時間とそこまでの移動時間に加えて、遅れてはいけないからと少し早めに家を出ますよね?(私は結構ギリギリに出る人間なので、その辺りは直さないとと常々思っています笑)そこまで含めて必要な時間になるので、予定の前後の多少余裕のある時間帯を作っておくのが良いですね。

勉強する予定の時間の前後に、調整可能な余白の時間を設定しておきましょう。

 

ここまで見てきて、シンプルにまとめると・・・

長続きする時間管理術とは・・・?

  • 重要度緊急度を判断してスケジュールを立てる
  • 予定の前後に空き時間を設定して柔軟に対応できるようにする
  • 手が止まった時、どのくらいの時間で切り替えるのか?次に何をするのか?を決めておく
  • 時間が来たら極端に粘らずに、切り替えて次の予定に移る

と言えるかと思います。

 

講師吉村のオススメの時間管理法

ここで、私からオススメの方法があります。スケジュールの組み方についてです。

1. まず、目標とする学習時間よりも、かなり少なめに予定を立てる。

もし、皆さんが1日10時間以上頑張らないといけないと考えているなら、まずは6〜7時間の予定を1週間たてます。

「これじゃあ少なすぎるじゃないか・・・」「間に合うのだろうか・・・」と思うくらいの量で立てましょう。

 

2. 予定を立てたら、その予定を1週間実践してみましょう。

立てた予定を行なってみます。自分がやらなきゃいけない量よりもとても少ないと感じるかもしれません。

ですが、最初はそれで良いです。

まずは1週間やり切ることが大事です。

 

3. 1週間ごとにスケジュールを調整する。

1週間予定を進めて、まだ余裕があれば30分〜1時間ずつスケジュールを増やしていく。時間通り終わらなかった場合は学習時間をさらに少なくする。

1週間終わって、その都度調整します。余裕があれば増やし、できなかったら減らす。この調整が必要です。

この繰り返しを重ねながら、毎日の学習時間とその内容を充実させていきましょう。

 

結論

私が皆さんに伝えたいことはこうです。

頑張って予定を細かくギッチリ立てる

1日ごとの予定が終わらない上に疲れが溜まる

予定が終わらなくてモヤモヤする

明日はもっと頑張らなきゃと気を張る

次の日はもっと予定がギッチリしてくる

やってもやっても終わらなくて体も精神も疲れてしまう

これは長続きしません。

毎日が楽しくありません。

学ぶということは、もっとワクワクするものです。

新しいことを知り、新しいことに挑戦する。どうせ1年やるのなら、「学ぶ」楽しさを日々感じてレベルアップしましょう。

予定を思い切って少なめに立てる

1日ごとの予定がちゃんと終わり、疲れもそこまで溜まらない

毎日しっかりやるべき勉強を進められて満足感がある

明日もこの調子でやれば良いと考えられる

毎日の満足感が自信に変わって机に向かうハードルが下がっていく。

スケジュールは、ずっと足し算では辛くなります。

スケジュールは、最初に引き算をしてから足していくのです。

途中で、学習時間を大幅に少なくするのはとても勇気がいりますよね。

だから最初にやりましょう。最初ならやりやすいです。

毎日勉強を頑張って、満足して布団に入る。

必要なら調整して、どこまでなら毎日できるのかを探してください。

自分が100%の力を300日継続できるスケジュールを見つけましょう。

「1日15時間勉強すれば絶対合格できる」

これは、ある人にとってはそうかもしれませんが・・・

あなたにとってはベストではありません。

あなたのペースと他の人のペースが違うように、あなたにとっての「絶対合格できる」”時間”があります。

自分のペースとしっかり向き合いましょう。

そうしてこそ、あなたにとって最適な時間管理術が見えてきますよ。

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